6/ 10th, 2010 | Author: Ken |
うつろ船はタイムマシンか?
時は享和三年(1803年)常陸国(茨城県)はらやどりという海岸に不思議な物体が出現した。未確認飛行物体・UFOなのか?
これを「うつろ船」という。中から箱を抱えた異様な服装の女性が出て来て人を寄せ付けなかった。また船内には不思議な文字が描かれていた…。これは単なるフィクションか、ホラ話か、それとも実際にあったことか?様々な説が現れたが、そのなかでもタイムマシーン説が最も興味深い。ちょうど同じ頃、フランスはヴェルサイユにサンジェルマン伯爵という奇天烈な人物が現れた。
錬金術に優れ、その記憶、知識は無尽蔵、あらゆる国の言葉を話し、年齢は二千歳とも四千歳とも語った。そしてチベットを始め各国を訪れ最近日本に行って来たと語ったという。ちょうど「うつろ船」の記録と時期が一致する。さて、サンジェルマン伯爵の言い伝えから察すると彼はタイムトラベラー・時間旅行者ではなかったか?そうすれば彼の言動は理解できるし「うつろ船」が「タイムマシーン」ならすべてが解決する。ここまでは楽しいお話としていいんだ。これからは眉にたっぷり唾をつけてね。
ぼくも子どものころから、この話には心を動かされ長年の資料収集と研究の結果、PSCS3というソフトで見事撮影に成功した!
そして奇妙な文字・図形の解明も科学者たちと進めている。現在までに判明したことは、
1)これはポテンシャル・エネルギーの記号である。 4)超伝導に於けるクーパーペアだ。 いや1)と4)は関連していて、これは障壁をすり抜けるトンネル効果の図形だと一致した 。2)は江戸時代の人が意味がわからないので写し間違えた。これは光子によって電子と陽電子が作りだされ(e2,p)、陽電子がbでe,e1によって消滅する時空ダイヤグラムである。時間tの観測者は同時に3つの粒子を見、ファインマンによればこの経路は時間を後ろ向きに伝える電子の軌跡だと見なす事ができる。3)は明らかにミンコフスキーの時空図であり、過去・現在・未来を図にしたものである。と小難しく楽しむのもいいが、どうも「うつろ船」はあの南総里見八犬伝の作者滝沢馬琴の「兎園小説」が出どころでSF小説が真相のようだ。こういう悪戯や人を食った話は本当に面白い。S・キングやSF作家、ハリウッドは大法螺吹きだね。