2/ 9th, 2010 | Author: Ken |
トンデモなく楽しい。
トンデモ本はトンデモなく楽しい。最初にオオ!と声を上げたのは、そうあれですよ。フォン・デニケンの「未来の記憶」だった。半ば信じたくなりましたね。でも考えれば、何も宇宙人を出さなくても、ピラミッドにしろイースター島のモアイにしろ、人間が作ったのが一番の早道だよね。その作りかけの遺跡や道具もある訳だし。
物事はシンプルであるほど正解に近いとは「オッカムの剃刀」ですね。「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くの実体を仮定するべきでない」と。でも「ある事柄が、3つの要素で説明できないのならば、4つ目の要素を加えよ」という格言もある。これも頷ける。
そして、あの五島勉の「ノストラダムスの大予言」だ。これはベストセラーになった。その中でこりゃダメだという写真があった。ヨーロッパで海岸に打ち上げられた半身半魚という写真。あれルネ・マグリットの絵じゃないの(時代がノンビリしてたのかな)。
1999年もとっくに過ぎたけれど恐怖の大王はどこへいったのか!中には素敵な本もあるんだよ。NASAの技術者が著した「円盤製造法」、エゼキエルの書を分析し設計したら円盤が出来た。その合理性と知的お遊び。大好きだ!「第三の眼」ロブサン・ランパ、これは英国人がチベットで超能力の秘法を授かったなんてホラ話の傑作だ。世界的ベストセラーになった。他にも「バミューダ・トライアングル」「雪男」「ネッシー」と限りもない。でもホラ話はエンターテインメントとしていいんだ。どこかの占い師や超能力と称する疑似宗教家、先祖の霊を慰めると称して金を巻き上げる輩。コ奴らには嘘という罪がある。眉にツバをべったり塗ってトンデモ本を楽しむ。これでいいんじゃないかな。
そして馬鹿にするんじゃなく真面目に考えて見るのも必要じゃないかな。
★「トンデモ科学の見破り方」ロバート・アーリック著 垂水雄二・坂本芳久訳 草思社:「トンデモ説」は沢山あるが、その中には真剣な学説があるかも知れない。 かってウェゲナーの大陸移動説は「トンデモ説」と思われていたが 現在は定説になっている。未知の理論が「トンデモ」なのか、 それとも「マトモ」な考えのなのか。その辺をマトモにトンデモ度を考察する本だ。
1「銃を普及すれば犯罪率は低下する」 2「エイズの原因がHIVというのは嘘」 3「紫外線は体にいいことの方が多い」 4「放射線も微量なら浴びた方がいい」 5「太陽系には遠くにもう一つ太陽がある」 6「石油、石炭、天然ガス生物起源ではない」 7「未来へも過去へも時間旅行は可能である」 8「光より速い粒子「タキオン」は存在する」 6「宇宙のはじまりはビッグバンは間違い」
彼は多くの説や統計で検証し彼なりの判断を下し、トンデモ度で採点している。
★「怪しい科学の見抜き方」ロバート・アーリック著 垂水雄二・坂本芳久訳 草思社:
1「地球温暖化はいいこと?」 2「人間はどんどんバカになってる?」 3「コレステロールは気にする必要はない?」 4「ゲイは遺伝か?」 5「宇宙に複雑な性はまれか?」 6「ニセ薬で病気は治せるか?」 7「念力でモノは動かせるか?」 8「インテリジェント・デザイン説は科学か?」
以上の仮説について、賛否両論を詳細に検討し判定する。…….さて、あなたはどう考えますか?
★「トンデモ現象99の真相」と学会 著 洋泉社:面白いの何のって!