11/ 12th, 2009 | Author: Ken |
ハイボール、ハイボール。
神戸ゴルフ倶楽部、六甲山頂にある日本最古のゴルフ場である。1903年、イギリス人貿易書商A.H.グルーム氏によって作られた。倶楽部ハウスはあのW・M・ヴォーリス設計だ。宮本留吉翁や日本初のプロゴルファー福井覚治氏を輩出している。ヒッコリーのクラブにガタパチャボール、ツイードジャケットにニッカーボッカーがいまでも似合う倶楽部である。いわば日本のセント・アンドリュースと言える。その倶楽部ハウスに普段使われていないバーがあるんだ。
ゴルフ好きの「パパ・ヘミングウェイ」のマスターである福富氏が、ぜひここでシェーカーを振らして欲しい。その要望に応えて年2度ほどバー開店と相成った訳だ。…それは聞き捨てならぬ。友人の成田氏といそいそと出かけたね。
ケーブルカーを乗り継いで…空気が上手い。標高800mで飲るジントニック、二杯目はモヒートと行くか!グラスを持ってベランダに出る。太陽がまぶしい!そりゃ美味いのなんのって…。プレイを終えたメンバーが倶楽部ジャケットに着替え集まってくる。
家族的雰囲気で和気あいあい、今日のプレイに花を咲かせている…。三杯目はスコッチのハイボール。高所で飲むこれが本当のハイボールだ。チクショー!俺が放つショットはな、ビッグボールで球筋はハイボールなんだゾ。見せてやりたいね。イヤイヤ、それは俗に言う「テンプラ」、ミスショットのことだろ?
皆さんに招かれてフエアウェイを渡り「チェンバー」と呼ばれる別館に移動する。これも、素敵な懇談会だった。夕闇が迫る。下界へと降りる車から夜景が一段と輝いて見えた。さあ、仕上げに三宮でもう一杯どう?