1/ 17th, 2011 | Author: Ken |
パワースポット探訪記。
正月より風邪気味である。何か熱っぽく脳が揺らめいている。友人の岡噺氏が「そんな時はパワースポットへ行こう」!
「霊験あらたかである」と宣うではないか。そこでいそいそと出かける次第と相成った訳だ。かって城東線と呼ばれアパッチ族が跋扈していた地帯を過ぎ大阪は玉造に降り立った。冷気厳しきなかを歩く程に身体は恐ろしく寒いのに灼熱のプルコギのようなオーラを感じるではないか。病気で衰退した精神感覚が異常なまでに繊細になり沈鬱な魂が移ろいやすくも過敏症的に反応するのであろうか。
鼻腔粘膜にこびりつくようにテッチャン、ギョーザ、オコノミソースの微かなアストラル体が忍び込むのである。怪しげな一角に立つと強烈な霊気は増々昂りドアを漏れ来る圧倒的オーラの奔流である。大きく息を吸い込みドアを開けた。暗闇に眼が慣れるにつれ赤き馬、黒き馬、青ざめた馬が走り出、バスカビルの猛犬の爛々たる炎のような眼が射抜くように迫ってくる…..。ム、ムッ…。教祖、
霊媒、巫女、チャネラー、ヒーラー、呪術師、おばちゃん、おかん。何と呼ぼうと勝手だがこの圧倒的放射霊気は何だ!強烈なマニトゥだ!…パナ・ウィッチ・サリトゥーという言葉が思わず口をついた。心を落ち着け、まあとりあえず特殊な発酵菌作用の霊水を飲む。
ホメオパシーが五臓六腑に染み渡るの。大根に滲み込んだレメディ、ニラとニンニクの黒体輻射、タ二スの香りのするプレアデス星団風酵母菌の最強ホメオパシーを試す。何と!あの寒気に震えていた体が芯から暖まってくるではないか!これか!オーラか!眼が血走るのはキルリアン発光か!いやいやシータ波と宇宙波動である。信じるものは救われるのたとえ通り。俗世間を騒がすスピリチュアル系も真ッ青である。彼らスピ系の言葉を借りるなら(物理学用語を何の衒いもなく無邪気に使うネ)量子飛躍、いや魂のチェレンコフ発光であろう。タマツクリ解釈によると量子のタングルメント状態が意識による収斂であると….。ただしこのホメオパシーも過ぎると気分が悪くなりエクトプラズムを口中より発する(世間ではゲロというそうが)。……理性のゆらぎというより単なる酔っぱらっているのである。ほいほい、良い子は水に有難うと言いましょうね。心優しき大人は焼酎にゴッツアンですと感謝の気持ちをね。
★なーに、玉造・真田山公園の居酒屋「風まかせ」に酔狂にも飲みに行ったお話、それだけである。亭主寛子さんの歓待ぶり、他のお客様も心安く和気藹々、お値段も超リーズナブル。大阪に行ったらお薦めですよ。http://fanto.org/kazemakase.html