11/ 27th, 2009 | Author: Ken |
ロン・カーター
久しぶりにロン・カーターを聞いた。場所は銀座のバー・サンボア。山口武(g)ロン・カーター(b)ルイス・ナッシュ(dr)のトリオだ。ロン・カーターを初めてライブで聞いたのが、1964年のマイルス・デヴィス・クインテットだった。ダイナミックで研ぎすまされた演奏にモダンジャズの到達点を感じた。
マイルスも後に「最高のバンドだった。いま見てもゾッとするね。だが止めてよかった」と述べている。進化し続ける人だ。
「My Funny Valentine」「Four and More」「Mils in Berlin」「Mils in Tokyo」(Live Version)にたまらないスリルを感じたものだ。トニー・ウィリアムズの超高速ドラミングに、そしてロン・カーター。彼も70歳を越えたが相変わらず細身の長身、哲学者のような風貌でシャイな人だ。今夜は特別に彼のソロ「柳よ泣いておくれ」。数杯のハイボールで酔ったせいか一際胸に響いた。サインも頂いた。握手もした。写真も撮った。素敵な一夜だった。