11/ 24th, 2009 | Author: Ken |
何でも十傑……SF編。
1.「ソラリスの陽のもとに」スタニスワフ・レム。奇妙な現象は異常な軌道とともに知性がある「海」が原因らしい。
この「海」とは何だ…。タルコフスキーの映画も秀逸。未来都市に東京の高速道路。そして結末は、唖然!
2.「2001年宇宙のオデッセイ」アーサー・C・クラーク。いまさら何も。「幼年期の終わり」…いつか人類もエイリア
ンの仲間になれる?
3.「重力の使命」ハル・クレメント。惑星メスクリン。メタンの海、水素とメタンの大気、公転周期1800日、自転周期
17分と4分の3、赤道付近の重力は3G、極地付近ともなると700G、表面気温-50度~-180度の重力世界である。
体長15インチ、ムカデのようなメスクリン人…。
4.「宇宙船ビーグル号の冒険」A・E・ヴァン・ヴォクト。化け猫ケアル、宇宙空間に棲息する鳥類…、エイリアンと手
に汗にぎる死闘を展開。
5.「百億の昼と千億の夜」光瀬龍。寄せてはかえし、寄せてはかえし…、漠々、渺々、宇宙空間。弥勒はなぜ? 阿修羅
王は? 光瀬節に酔う。
6.「地球の長い午後」ブライアン・W・オールディス。アミガサタケ、ツナワタリ、ウミツキ…。現代のCG技術ならこの
異様を表現できる。
7.「ショイヨルという星」コードウェイナー・スミス。究極の流刑地ショイヨル。”死”のない世界、永遠の悪夢。
8.「神への長い道」小松左京。地球人が ”超知性と超精神だけの世界” の仲間になれるのか?…。
9.「タイムマシン」H.G.ウェルズ。時間テーマの金字塔。じゃ浦島太朗はどうなんだい?アインシュタインの相対性理
論を…。
10.「1984」ジョージ・オーウェル。これが1948年に書かれたなんて。いまのインターネットをどう考えるんだろう。
カフカ的悪夢だね。とても10じゃ、100は欲しいね。ハインライン、アシモフ、バラード、ブラッドベリ、みんな、みんな。