7/ 13th, 2010 | Author: Ken |
実在・リアリティって何だろう?
毎日、朝から晩までPCにへばりついていると、オイオイ、現実って何だ?…と詰まらないことを考えてしまう。こんなのデータだけじゃないか!ということはこんなもの「存在の耐えられない軽さ」じゃないか。…いや現に見ているじゃないか、触っているじゃないか、ここにあるじゃないか!ン!あるよね。
でも見るというのは電磁輻射の可視光線という範囲のスペクトルだし、聞こえるということは鼓膜にかかる空気の圧力だし、匂いは鼻の粘膜による空気の化学分析で、味は舌に乗った物質の化学組成じゃないか。
分かっているよ、クオリアとか愛とか情とか歴史とか人生とかサ…..。人間はそれ以上のものだって言いたいんダロ?…じゃ実在(リアリティ)って何だ?….ぼくたちは近似値までは迫れるけれど、真の姿を捕えることが出来るのかね?……完璧に理解できたと思っても、それは君の脳内の微弱電流の作用と化学変化、ニューロンやシナプスの作用なんだろう?…..ぼくたちの身体はタンパク質や水、それは炭素や水素などの原子で、陽子と中性子と電子でできていて、それはクオークとグルーオンで、いや超弦理論という弦の震えで、そしてE=mc2乗、すなわち物質とはすべて光だ。….と言われてもね。
本当に宇宙の真理があって、ぼくたちその影絵とか一部をかいま見ているのだろうか? 二千年以上前の人間も同じ事を考えていた。プラトン先生、実在って何だ? もしかしたら氷河期の洞窟でご先祖さんたちも、なぜマンモスがいるんだ? 俺とは何だ?…と。
ウーン、この季節なら生ジョッキを傾ける最初の一口、たまらんね。喉と身体に実在感があふれますね。