4/ 21st, 2010 | Author: Ken |
火星の顔
不気味な赤い惑星、戦いの神マルス、H.G.ウェルズの「宇宙戦争」、オーソン・ウェルズの「火星人襲来」、スキャパレリのカナル、ローウェの運河…。緑の小人やベム、タコ形火星人、アシモフの火星人の解剖図(カテゴリーTOYBOXに載せています)。楽しさ抜群である。4月15日、オバマ大統領も2030年半ばまでに火星有人飛行を目指すと表明した。まさに興味津々ですね。
1976年バイキング1号が撮影した火星シドニア地区の写真の中に長さ3000m、幅1500mに及ぶ巨大な人面岩が写っていた。NASAは「光と影の悪戯で、たまたま人の顔のように見える面白い地形」とお遊び?で発表したが、いやNASAはあえて隠蔽している。それは火星に古代火星人の遺跡があると発表すると世界が動揺するからだ….。また火星人が地球に飛来してエジプト文明を築いたとか、人面岩が涙を流した跡がある、眼球や歯もある、傍にピラミッドがあると、まことしやかに語られている。
一昔前のフォン・デニケンが大喜びしそうな話だ。1996年にはマーズ・グローバル・サーベイヤーは高解像度のカメラを搭載し、鮮明な写真で火星の高精度地形図を完成させ、そして2001年に人面岩やピラミッド撮影した写真が公開され(B)、これは自然物であるということが確認された。また、ニコニコマークに見える地形(E,F)もあるが、なぜこれを遺跡として取り上げないのだろう。
2006年には欧州宇宙機構(ESA)マーズ・エクスプレスが撮影した人面岩の立体画像も公開された。
人間は3つの丸が並んだ逆三角形を見るだけで顔を連想してしまう。これはロールシャッハやシミ、木陰の濃淡で心霊写真などの顔が見える現象で、SF作家のフィリップ・K・ディックの小説から取られたシミュラクラ(類像現象)と呼ばれている。
A)1976年の写真、確かにバッハみたいな顔に見えますね。話はこれから面白くなってくる。
B)2001年の写真、なんだかチンプに似ているね。B’)早速チンプの写真にエンボスをかけて階調を反転したらこうなった。
C)Bの写真の階調、フィルター処理、左右対称にしたら、なんだかヌードに見えますね。C’こんなイメージかしら。
D)Bの写真のコントラストを高め、左右対称に。能面か、いや三葉虫にも見える。能面ならD’のようなものか。幽玄の世界ですね。
E)F)火星にはこんなニコちゃんマークもあるのだ。…..やはり火星人は凄い。直径215kmという巨大なクレータであり、Happy Face Craterと呼称されている。…人面岩を問題にする人たち、どうしてこれを問題にしないのか不思議である。
●「火星の人面岩はなぜできたか」ヴァルター・ハイン 赤根洋子/訳:文芸春秋:….これは明らかに地縛霊であると言って!
●「火星のモニュメント」リチャード・C.ホーグランド著 並木伸一郎訳 宇佐和通/訳 東京学研:火星には人面岩など
人工構造物の古代遺跡が数多く存在し、NASAはそれらの事実を隠蔽し続けている!…..何で隠すのか教えて!