12/ 21st, 2013 | Author: Ken |
秘密?…..それは秘密です。
戦前、戦中には「治安維持法」「大本営発表」「思想犯」「憲兵」「特高」「言論統制」「非国民」…。こんな言葉がまたぞろ聞こえてきそうだ。何たることぞ! まるでオーウェルの「1984」か、ブラッドべリの「華氏451」か、マッカーシズムか、嫌な足音が聞こえてきそうだ…..。
「特定秘密保護法案」
★「その漏えいが我が国の安全保障に著しく支障を与えるおそれがあるため、特に秘匿することが必要であるもの」を行政機関が「特定秘密」に指定する。
★秘密を扱う人、その周辺の人々を政府が調査・管理する「適性評価制度」を導入する。
★「特定秘密」を漏らした人、それを知ろうとした人を厳しく処罰する。そしてその秘密を管理している当の行政機関が「特定秘密」に指定する。
秘密保護法とは、秘密指定され、それが政府によって隠され「何が秘密」にされたのか、国民には知る術が無いのだ。また、日本版NSCは議事録を取らないという。政府答弁議事録を作成は公文書管理法に従って管理後に公開が義務づけられるが、最初から議事録が無ければければ公開する義務も生じない。これは現在と将来の歴史家は検証できなくなることを意味する。後世への歴史的責任はどうなるのか?….記録こそ後世に史実として存在し歴史があるのだ。そして「最長60年の原則を超えて期間延長できる秘密を7項目に限定し、それ以外の項目は遅くとも60年後には公開。また7項目は秘密指定を延長できる。」だと?
…この法案に関わった者たちは誰も生きていないではないか!もちろん僕も。無責任極まる。
まるで憲兵かゲシュタポが見張っている世界が近づいているかのようだ。自由という言葉を使えない、嫌な世の中の最たるものである。そして「集団的自衛権行使」「共謀罪」「NHK支配」「教科書検定制度」「改憲」「愛国」….。無責任国家になりたいのか。僕もこの国に生まれた以上、国を愛している。それは自由で開かれているからだ。ついこの間も「愛国無罪」と叫んで暴虐を尽くす映像が流れた。
「愛国は悪人の最後の拠り所」サミュエル・ジョンソン。まさに……