8/ 5th, 2011 | Author: Ken |
装丁・「被爆者医療から見た原発事故」
「フクシマ」。医師から見た原発事故の脅威。私たちは被爆者から学び、何を引き継いでいかなければならないか。
子どもたちのために、次の世代のために。いま正確な情報がない状況下で、加害者として自らの責任の自覚を求めることは
過酷かもしれない。しかし、原爆の経験を自らのものとできないまま、この地球を放射線汚染の脅威に曝すようなことは
避けなければならない。私たちは決して、加害者になってはいけない。….医師・郷地秀夫(ごうちひでお)
1947年 広島県賀茂郡西条町(現東広島市)に生まれ、1973年 神戸大学医学部卒業後、精神科、神経内科、
リハビリテーション科、一般内科、緩和医療等に携わりながら、被爆者医療に取り組んできた。
2003年から神戸健康共和会・東神戸診療所 所長、兵庫県保険医協会副理事長「核戦争を防止する兵庫県医師の会」に
創設時から参加し、現在、運営委員。東神戸診療所と東神戸病院の外来で、
約250人の被爆者の主治医として日常健康管理を行っている。東神戸病院では被爆者特診外来を、年2回の
被爆者検診では約700人の検診を担当している。これまで兵庫県下の2000人の被爆者と関わってきた。
●被爆者医療から見た原発事故…..被爆者2000人を診察した医師の警鐘/郷地秀夫(ごうちひでお)著
かもがわ出版 定価/本体1000円+税