11/ 18th, 2009 | Author: Ken |
遥かなる山の呼び声。
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シェーンに会いたくてワイオミングのグランド・ティトンに行った。あの名作「シェーン」の舞台だ。西部劇といえばテキサスやアリゾナの荒野と砂塵を連想するのだが「シェーン」は違った。主役はワイオミングの圧倒的な自然だ。ジャック・シェーファーの原作では1889年となっている。フロンティアの終焉の頃だ。日本でいえば明治21年、日清戦争の少し前だ。アメリカは以外と最近まで西部劇の世界だったんだね。
ジャクソンの街も車とパソコンの時代になったが、街をでるとすぐに、あの圧倒的なグランド・ティトンが聳えている。
そこで…「シェーン!カムバック!」ジョーイの叫びを背景に、シェーンはワイオミングの山へと去っていった…。感動的なラストシーンだが、シェーンは死んだのだろうか?
「決闘でシェーンが撃たれた」「ジョーイの必死の叫びに反応しない」「消え行くシェーンの片手が力なく伸びている」「ラストシーンでシェーンの去る方向が墓場である」など、いまだに論議が続いている。原作ではベルトのバックルの上に濃い染みが広がったとある。それにしてもジャック・パランス演じるスターク・ウィルソンという拳銃使いは凄かったね。黒ずくめでブラックコーヒーしか飲まず、エリシャ・クック・ジュニア(小心で小狡い男を演じたら最高の脇役だね)を撃ち殺すシーンなんて…。
シェーンは何処にいったんだろうか? シャノンという博打打ちの噂も聞いたとあるが、シェーンはワイオミングの自然に消えたんだ。
「人は生まれたときから型が決まっているんだ。俺は変えようとしたが駄目だった。人を殺すともう後戻りはできないんだよ」。
シェーン! ガンファイター、消え行く種族、アメリカ版、長谷川伸の世界だね。