8/ 2nd, 2012 | Author: Ken |
飛行するデザイン …. 異形の翼
どのようにしてこんな生物が出来たのか!まさかID(インテリジェント・デザイン)とも言えないし…。ランフォリンクス、まるで中世絵画にある「聖アントニウスの誘惑」に出てくる悪魔そのものの姿だ。画家たちは蝙蝠を意識して邪悪さを描いたのだろうが、こうも似ているとは!(アーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」クライマックスの宇宙人の姿には意表を突かれますね)。プテラノドン、これは「大怪獣ラドン」のモデルだ。初代「キングコング」で崖上でプテラノドンがヒロインを鷲掴み?羽ばたきながらコングと闘うシーンは忘れられない。
ケツアルコアトルス、アステカ神話の「蛇神」の名を戴く史上最大の飛行生物だ。その翼開長は12メートルを超えると言われる。第二次大戦期の戦闘機に匹敵する大きさだが軽量構造で重さは60〜70kg位だと言われる。でも不思議だ、小指は退化し薬指が伸びて(蝙蝠は親指以外の指が伸びて皮膜作っている)、それが足との間に皮膜を張り飛行するのだ。羽ばたいてホバリングは無理だろうが横縦比の高い翼はグライダーのように滑空に適していたのだろう。ハンググライダーに酷似しているし、ハイテク戦闘機ステルスF117やB2爆撃機はなんと翼竜に似ていることだろう。近所のデパートで恐竜展が開かれる。行ってみるか、あの子どもの頃のドキドキした興奮が蘇るだろうか。