4/ 10th, 2010 | Author: Ken |
Best Bar of New York
友人からニューヨーク土産に本をいただいた。「Best Bar of New York」うん、2〜3軒なら知っている。その記憶が懐かしくも蘇ってきた。マンハッタンの59 West 44th。1902年にオープンした名門アルゴンクィン・ホテル、エスクアイヤーやニューヨーカー誌の編集者や作家たちが屯しているというオークルームとブルーバーだ。高齢の名物バーテンダー、ホイ・ウォン氏がいる。
彼を友人の切り絵作家、成田一徹氏が絵にしたのだ。ぼくもN.Y.に行く事になり成田氏が絵を届けてほしいと。それが上の絵だ。ホイさんに手渡すとみんなが集まり、凄い!そっくりだ!おかげで楽しい時を過ごせた。
連日ニューヨークは大雪で、重いコートに傘をさして毎夜飲みに出かけたのだが、915サードアヴェニューにあるP.J.クラークスも忘れることができない。創業1884年、何とも古めかしいところがいい。肩の雪を払っていたら隣の飲んだくれの婆さんが何かと話しかける。こちとらは英語は不調法なもので困ったね。でもいい人なんだろう。ニューヨークに住んでいるのか、ここにはよく来るのか、ハンバーガーを食ったのか、二杯目はアイリッシュ・ウィスキーにしろとかね。でも楽しかったよ。
外国で飲む酒は何んだか映画のエトランゼの気分にしてくれる。酔った頭にシナトラのN.Y.N.Y.が流れていたと言いたいのだが、歌詞も忘れた。ミスター・ホイも引退したと風の噂に聞いた。成田氏とバーのカウンターにもたれ、いつか一緒にニューヨークに行こうと話してはいるのだが…。
The History and Stories of the Best Bar of New York Written by Jef Klein photographis by Cary Hazlegrove TURNER