11/ 17th, 2015 | Author: Ken |
Jagdpanther
Jagdpanther
Jagdpanther 駆逐戦車ヤクートパンター/砲塔を搭載せず避弾経始を考慮した80mm厚30度の傾斜装甲を擁し「パンター車体」に搭載、車体から戦闘室に延びるラインは一体化され優れたデザインとなっている。耐弾性、生産性に優れ、1943年10月に試作車が完成、制式化が行われた。パンターの駆逐戦車型を表す「ヤークトパンター」と名称された。高初速の71口径、8.8cm KwK43砲を搭載、車体後部に機関室、車体中央部に避弾経始に優れる戦闘室、車体前部に変速機、操向変速機を配する。エンジンはマイバッハHL230P30/700hp(ガソリン)。動力は後部機関室内の床下のカルダンシャフトを介して車体前部の変速機へ、減速し操向変速機で左右の起動輪へと配分される。搭乗員は5名であった。
その昔、ロンドンの「 帝国戦争博物館」に行った。T34/85と並んで「ヤクートパンター」があった。そのシンプルなデザインとドイツ的合理性設計の構造美を見た。何かFW190を設計したクルト・タンク技師の設計思想と通じるような気がする。徹底した合理化とシンプルさである。
・・・男の子は「軍艦・飛行機・戦車」が大好きだ。プラモデルの箱を眺めているだけで眼前に大和の勇姿やマスタングの爆音が聞こえるのだ。カッコいいことこの上ない。そして組み立て始めると凝ってしまうのだ。文献をあさり写真で細部を点検し、時代考証や背景を調べ・・・結局、完成しないのだが、その空想の時間が楽しいのだ。そのダイナミズムに震え、いつかぼくも描いてみたい!そして数十年、やっと描いた。
★英国「帝国戦争博物館・Imperial War Museum」「王立空軍博物館・Royal Air Force Museum」を見ても、日本との展示表現の差が感じられる(戦勝国だからか?)全てを「モノ」と展示し、歴史の記録であり、戦争の功罪を声高く叫んでいないことだ。靖国の「遊就館」などは「情緒」が過ぎて居たたまれなくなるのだ。要は「判断するのはあなただ」という視点を持ちたいと思う。歴史とは正しく知り認識するために残された資料を読み解き判断するべきものなのだ。そのためにも勉強しなければ・・・。