10/ 28th, 2016 | Author: Ken |
Ki-61 飛燕
キ-61Ⅱ
川崎・キ-61Ⅱ・三式戦闘機「飛燕」を見てきた。液冷エンジンの細っそりとした頑丈な機体にアスペクト比の高い主翼、いかにも高速機らしい精悍さだ。しかし、ダイムラーベンツDB601を国産化したハ-140エンジンは期待した性能を発揮できなかった。クランク軸の硬度やベアリングの精緻さに、我国の工業力では無理だったのだ。最後はB-29に体当たり「震天制空隊」として散った。同時代のロールスロイス・マリーンを装備したスピットファイアやP-51マスタングが活躍したのと比べると、どうしても悲劇の戦闘機と感じてしまう。
●神戸ポートターミナル「川崎創立120周年記念展―世界最速にかけた誇り高き情熱―」展を見て来た。