2/ 15th, 2017 | Author: Ken |
Love, your spell is everywhere……Gloria Swanson
カーチス・フラーの名盤「Blues-ette」(1959)、針を降ろした瞬間、ユニゾンで響くFivespot after darkのサウンドに引き込まれた思い出がある。そしてLove, your spell is everywhereも美しい。1929年の映画”The Trespasser ・トレスパッサー”のためにEdmund Goulding 作曲、Elsie Janis 作詞、主演のグロリア・スワンソンが歌っている。
さっそくyoutubeで探してみた。・・・やはり時代というか、そんなもんかですね。そして、あの名作「サンセット大通り」監督ビリー・ワイルダー(1950)を何度目になるだろうかまた見直した。よく出来ていますね。過去の栄光の妄想に正気を失った大スター。殺人を犯し、群がる報道陣とフラッシュ、傲然と艶然と階段を降りる・・・シュトロハイムがアクション!と。同年作の「イヴの総て」のベティ・デイヴィスもなかなかだが、彼女の「何がジェーンに起こったか」の狂気度も凄かった。・・・時代を風靡した銀幕のビッグスターが老醜と狂気を演じる。だからこそよけいに凄みが・・・。