12/ 21st, 2015 | Author: Ken |
Old Tee Can
TeeUp・・・このための小さな道具も、かってはティーグラウンドに砂をひと摘み盛り上げたのが始まりです。そして様々な材料や形が生まれました。日本でゴルフが大きなブームとなり、ダンロップは本格的にウッドティーを販売、全国のゴルフ場で使われるようになりました。DUNLOPも発売以来35年、ウッドティーも進化し、今や素材もペイントも環境に配慮して作っています。ロングセラーの「ゴルフの小さな友」、今日もティーグラウンドで活躍しています。
Teeというのは元々プレーがスタートするところを指す言葉で現在でもティグラウンドの意味で使われ、ティーショットでボールを載せる道具、すなわち「ティーペグ」のことを指します。英語でも”tee peg”より単に”tee”というほうが一般的です。ティの形状にはきちんとルール上の規定があり、「4インチ(101.6㎜)以下で、プレーのラインを示したり、ボールの動きに影響を与えるようなデザインであってはならない」(ゴルフ規則第2章55項要約)とされています。
現在のような形のティが登場したのは19世紀の終わり頃のことだそうです。1892年にイギリスのパーシー・エリスが特許を取得した「Perfectum tee」が、地面に突き刺すタイプのティの元祖だったようですです。(ティの特許としては1889年に、スコットランドでウィリアム・ボックサムとアーサー・ダグラスが取得したものが最初とされていますが、このティは地面に置くタイプのものだったそうです。
ティーショットの順番を決めるのにも用いられ、ティーをトスして地面に落とし、先端を向いた方が先に打つ、といったことも行われていました。この小さなものにも沢山の歴史が詰まっているんですね。
●ウッドティー:もう何十年も同じものを売り続けているんだが、何か新鮮で他社にないものを作れないか?こんな相談があった。新奇なものもいいが、この際1930~50年代の古めかしく装ったらどうだろう。その辺は一番得意の分野だ、イラストレーションも「かって良き時代を彷彿させるもの」にしてネ。それで出来たのが、この「オールド・ティー・キャン」だ。
■ Client: DUNLOP(2015)