11/ 24th, 2009 | Author: Ken |
何でも十傑……漫画・劇画。
最近は歳のせいでしょうか、もう漫画はトンとダメで、最後に見たのがMONSTERかな。あんまり好きななれないね。ブラックジャック
の方が好きだ。アニメだけれどサウスパークは超皮肉でチョー面白い。セレブリティー・デスマッチなんて笑い過ぎて…。たかが泥人形
だから目くじら立てるナ!がイイネ。ベルバラとか少女系は全く興味がないし(でかい星入りの眼)、リボンの騎士くらいかな。
1.「忍者武芸帳」白戸三平。林崎甚助の抜刀術から上泉伊勢守、そして影丸。いわな(肺魚プロトプテルスなんか例にだして図解説明)
くされ、しびれ、蔵六の怪人たちや。一向宗と信長の戦い。その背景にはマルクス史観。リスやウサギの自然描写をカットに壮大な
ドラマ性。こんな劇画他にある?
2.「凄絶日本史」平田広史 デッサン力が凄い!武士道物しか描かない頑さ。「おのれらに告ぐ」とか映画「切腹」をそのまま戯画に。
3.「鉄腕アトム」手塚治虫。。 言わずと知れた。「新人類フームーン」には子供心に感動したね。
4.「子連れ狼」小島剛夕。絵が達者!同田貫、水鴨流斬馬刀。柳生列堂との結末は?TVも面白かった。列堂の役者が何回も代わったけ
れど。高橋幸治、西村晃、佐藤慶、三国連太郎のもあった。若山富三郎版とか北大路 欣也版とかああややこしい。最後に…わが子よ。
5.「少年王者」「少年ケニヤ」山川惣治。夢中になりました。緑の石マキムリン、アメンホテプ…。ケニヤには老ゼガ、ケィト、巨像
ナンターに大蛇ダーナ。ターザンみたいにペルシダー?で恐竜と戦ったり、そりゃもう。でも山川先生、アフリカに行ったことなか
ったんだって。
6.「ゴルゴ13」さいとうたかお。ゴルゴ登場は68年だからもう65歳以上。老眼鏡は?アーマライトAR15の5.56mm じゃ長距離射撃に問
題ないの?やはり7.76mmのH&K PSG-1とかドラグノフとかの方が凄みがあると思うけど。
デューク東郷の本名は、ズキューン! や、やつは…。
7.「アダムス・ファミリー」チャールス・アダムス。普通のアメリカ中流家庭なんだがね。嵐の夜は窓辺で「なんて素敵な夜なんだ」。
クールだね。
8.「猿飛佐助」杉浦しげる。うどんこプップ之介、おもしろ顔ざえもん、コロッケ5えんのすけの面々が活躍。
合い言葉は「おでん」「くいたし」。
9.「砂漠の魔王」福島鉄次。あの「冒険王」で見た新鮮さったら!アメリカン・コミックだ。荒唐無稽、縦横無尽。デッサンの確かさ。
10.「MYTHOLOGY」アレックス・ロス。その描写力、ドラマ性、ダイナミズム、カッコよすぎる。そのために生まれて来た人だ。
他にも「墓場の鬼太朗」水木しげる、石ノ森章太郎「竜の道」、梅図カズオ「漂流教室」、ちばてつや「明日のジョー」…。
貸本の「影」「街」、たしか日の丸文庫という出版社が大阪にあった。友人が出入りしていて学生服だのに、酒飲め!と、後に巨匠となる方々
から飲まされた。そんな話聞くと悔しい思いをしたもんだ。僕も行きたかった。懐かしいね。
11/ 24th, 2009 | Author: Ken |
何でも十傑……SF編。
1.「ソラリスの陽のもとに」スタニスワフ・レム。奇妙な現象は異常な軌道とともに知性がある「海」が原因らしい。
この「海」とは何だ…。タルコフスキーの映画も秀逸。未来都市に東京の高速道路。そして結末は、唖然!
2.「2001年宇宙のオデッセイ」アーサー・C・クラーク。いまさら何も。「幼年期の終わり」…いつか人類もエイリア
ンの仲間になれる?
3.「重力の使命」ハル・クレメント。惑星メスクリン。メタンの海、水素とメタンの大気、公転周期1800日、自転周期
17分と4分の3、赤道付近の重力は3G、極地付近ともなると700G、表面気温-50度~-180度の重力世界である。
体長15インチ、ムカデのようなメスクリン人…。
4.「宇宙船ビーグル号の冒険」A・E・ヴァン・ヴォクト。化け猫ケアル、宇宙空間に棲息する鳥類…、エイリアンと手
に汗にぎる死闘を展開。
5.「百億の昼と千億の夜」光瀬龍。寄せてはかえし、寄せてはかえし…、漠々、渺々、宇宙空間。弥勒はなぜ? 阿修羅
王は? 光瀬節に酔う。
6.「地球の長い午後」ブライアン・W・オールディス。アミガサタケ、ツナワタリ、ウミツキ…。現代のCG技術ならこの
異様を表現できる。
7.「ショイヨルという星」コードウェイナー・スミス。究極の流刑地ショイヨル。”死”のない世界、永遠の悪夢。
8.「神への長い道」小松左京。地球人が ”超知性と超精神だけの世界” の仲間になれるのか?…。
9.「タイムマシン」H.G.ウェルズ。時間テーマの金字塔。じゃ浦島太朗はどうなんだい?アインシュタインの相対性理
論を…。
10.「1984」ジョージ・オーウェル。これが1948年に書かれたなんて。いまのインターネットをどう考えるんだろう。
カフカ的悪夢だね。とても10じゃ、100は欲しいね。ハインライン、アシモフ、バラード、ブラッドベリ、みんな、みんな。
11/ 24th, 2009 | Author: Ken |
As Time Goes By
カサブランカって本当の名作なんだろうか? 主役にはボガートじゃなくロナルド・レーガンの予定だった。彼ならどう言うのだろう。
イルザの顎を突いて「戦時国債を買え!」。こんなジョークを聞いたことがある。カサブランカ、白い家。それだけでロマンチックになるね。
そこでだ、昔カサブランカに行った。きっと映画の何かがある。そう期待していたんだ。まったくの何も無し、あれは100%メイド・イン・ハリウッド。・・・ホテルにバーがあった。リックス・カフェ・アメリカンじゃないけれどカサブランカのポスターなんかで雰囲気作り。こちらもカッコつけてマティーニなんぞ。お味は? とてもプレイ・イット・アゲイン!とは言えなかったネ。何となくカスバの女を口ずさみたくなったよ。
でもこの映画の台詞キザだね。「昨夜どうして会ってくれなかったの?」「そんな過去のこと」。「じゃ明日は?」「そんな未来のこと」。やるなー!日活映画も頑張った。「泣くんじゃない。でも、その涙の中に二人の真実があるんだゼ」。たしか裕次郎だったと思うよ。何となく喉の奥がかゆくなりそう…。「彼女が耐えられるのなら、僕だって。弾きたまえ!」。
チクショー! ボギー、俺も男だ!
11/ 23rd, 2009 | Author: Ken |
何でもBest Ten……西部劇
独断と偏見という言葉が嫌いだ。通人ぶってサ。グルメの本なんかに多いですね。結局は自分勝手な「好き」か「嫌い」だと思うよ。
ウエスタンというより西部劇が好きだった。最近はとんと作られていないですね。寂しい限りだ。そこでベストテンを選んでみた。
1. 「シェーン」あの圧倒的な大自然、グランドティトンの山並み。子供の眼で見ているのがいいね。
2. 「荒野の決闘」…いい香りがするな。照れるワイアット。
3. 「駅馬車」乗り合わせた人たちの人間模様。賭博師、酒のセールスマン、アル中の医者、軍人の妻、悪徳銀行家、酒場の女…。
4. 「ヴェラクルス」バート・ランカスターの真っ白い歯が、ニカッ!
5. 「ワイルドバンチ」哀愁を帯びたゴロンドリーナ(燕)のメロディーが流れるなか、彼らは…。たたずむデューク・ソーントン。
6. 「大いなる西部」ライフルマン、チャック・コナーズのダメ男ぶり。
7. 「荒野の用心棒」棺桶3つ、いや多分4つだ。エンリオ・モリコーネのさすらいの口笛が。ここまでやるか!
8. 「追跡者」あなたには感情が無いの!私にはには笛がある。法のためなら死体の山を築く非常なる男。
9. 「マッケンナの黄金」面白いの何のって!でも朝日で岩山の影が伸びるかな?夕日なら分かるけど。
10. 「赤い河」Rolling,Rolling,Rolling ローレン、ローレン、ローレン
他にもいっぱいあるけど、「OK牧場の決闘」「真昼の決闘」「ジョン・フォード三部作」「ウインチェスター73」(丹下左膳・乾雲坤竜の巻)だね。
日本人の出演なら三船敏郎の「レッドサン」、高倉健のもあったね。仲代達矢の「野獣暁に死す」はなかなか。
誰か教えてください。五社英雄の「御用金」をそっくりそのままメキシコに移した西部劇。御陣乗太鼓を仮面を被ったインディオが…。
確か山城新伍解説でTVで見た。もう一度見たいなー。題名でも何でも教えて!
11/ 22nd, 2009 | Author: Ken |
「どう思うね」、ワトソン君。
架空の人物でありながら、これほど実在感のある人物がいるだろうか。そう、シャーロック・ホームズだ。子供の頃から何度読み直しただろう。シャーロキアンはこれら60編をカノン(聖典)と呼ぶ。霧のロンドン、ガス灯に浮かぶシルエット。ディアーストーカー(鹿狩帽)にインバネスコート(日本では衿にラッコの毛皮をつけて和服のコートとして、そうトンビだ)。これは挿絵画家シドニー・パジェットが作った。いつのまにかホームズといえばこのスタイル、ホームズ俳優としてはジェレミー・ブレット(彼はマイフェアレディでにやけた兄ちゃんを演っていた)が最高だね。イメージぴったし。ホームズは1854年1月6日生まれ、大英帝国華やかなりし頃、ヴィクトリア時代の犯罪捜査の天才にして複雑な内面を持ち倦怠と行動の矛盾だらけの人物。麻薬に浸り、ストラディヴァリで内観するメランコリア、法律を無視し、イデアリストで、バリツ(日本武術)を使い…。こういう人ってHFA/ASP「高機能型アスペルガー症候群」の天才じゃないの?だれか大脳生理学者か心理学者の先生、分析してみて。
上記の絵は我が友、成田一徹氏の作品だ。彼とバーのカウンターでホームズについて語るとき、「世の中に闇がなくなったね。いかがわしい匂いと生臭い人間と、陰翳というか闇の部分がサ」「TVもイラストもお子様ランチみたいだ。作った明るさだ。ユルキャラとか媚びの氾濫だね」。近代工業化社会という資本家と搾取…120年前のロンドン超格差社会、ホームズが通った大英図書館の隣の席にカール・マルクスがいた?現代日本の不況感と格差感…。「いやいや心の闇はハイテク化するほど深くなるんじゃない?」「でもケータイ依存症というのは、孤独で寂しいというメッセージを共有していたい、友達ゴッコじゃない?明るく装いたいんだよ」…ブログで発信するのも「僕はここにいるヨッ!」って孤独者の必至の叫びかも知れないね。ウーム、もう一杯飲も!
11/ 20th, 2009 | Author: Ken |
対称性とは何だろう?
「対称性」レオン・レーダーマン
対称性は自然が作った宇宙から量子にまである。そして数学それ自体の抽象的世界に広がっている。雪の結晶、花びら、人間の身体、
音楽…。対称性を定義すれば「複数のものの間にある同等性の表現」「対称性とは変換に対する物体または系の不変性にある」と。
ノーベル賞物理学者、レオン・レーダーマンが一般の読者にわかりやすく書いた非常に面白い本だ。自然法則の対称性と保存則との
深い関係を明らかにしたエミー・ネターの定理から、クオークのカラーの保存など、自然法則の内部にひそむ対称性と保存則まで、
ユーモアを込めたたとえ話し、そして例も楽しくてわかりやすい。「対称性から見た物質・素粒子・宇宙」(ブルーバックス)広瀬
立成氏も鏡の不思議から超対称性理論へ、と実に面白い本だ。Mirror、鏡のことをラテン語ではmiratorium、不思議はmiraculum。
鏡に写った自分は左右反対なのに、どうして上下はそのまま?
子供の頃、宇宙の果ての向こうは何があるの? 僕の身体を細かく細かくしていったら何があるの? そんな疑問は誰もが持ったは
ずだ。クオークというものできている私、その私が何故自分を認識し、宇宙のことを考えるの?どうして? 不思議だね。
知りたいよーッ! 教えて! そんな好奇心をより刺激してくれる一冊だ。
11/ 19th, 2009 | Author: Ken |
恐怖とは人間に内在する最も強い感情だ。
合理的解釈ができないから怖い。常識とは異次元だから怖い。五感で認識できないから怖い。何も無いから怖い。絶対の無とは何だ?
怖いとは想像の産物なのか?そう、温度計では暑いのにその場所に立つと恐ろしく寒い。そんな感情を持ったことはないだろうか?
怪談に浸るのも、その疑似体験だ。E.A.ポー、ラブクラフト、ホジスン、ジェイコブスン、ブラックウッド、ビアス、小泉八雲、上田
秋成…。岡本綺堂もその一人だ。この怪談集では「白髪鬼」「くろん坊」が秀逸だ。寂寞とした夜の谷底から冷笑とか嘲笑というたぐ
いのいやな笑い声が…。それにしても半村良の「たんす」はほんとうに怖い。
11/ 19th, 2009 | Author: Ken |
クアトロ・ラガッツィ
天正十年一月二十八日(1582年2月20日)、長崎から4人の少年が出帆した。伊藤マンショ、千各石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルティーノ、である…。天正少年使節をめぐる膨大な記録を執拗に追求し生まれた本である。
「クアトロ・ラガッツィ」は若桑みどり/著:「マリエリスム芸術論」「カラヴァジオ」「イメージを読む」「バラのイコノロジー」など図象解釈学、美学者としてのイメージが強かった。歴史という巨大な流れのなか、信長、秀吉など権力で時代を握った者でない無名の人々がいると問う。権力に逆らい、戦い、自分の人生をまっとうした人々である。それらの人々の夢、喜び、愛、怨嗟、悲嘆、そのものが歴史であると。
歴史はヒーローだけのものではない。あなたも私も、いまここ、時代の上に無名の存在としてあるが、これらの無数の人々がいなくて何の歴史だろう。1633年江戸幕府が鎖国を命令した年、ジュリアンは長崎で処刑された。穴吊りされた5日間、暗黒の中で彼は何を考えていたのだろうか…。希望と不安を胸に、輝けるリスボンへの船上で三人の友と暗唱した句「幸いなるかな、正義のため迫害されるもの、天の王国はその人のものである」(マタイ伝)。「クアトロ・ラガッツィ!スー、アル・ラヴォーロ(4人の少年よ!さあ勉強だ)」。
500ページを越える大著であるが、読み応え充分、本日2回目を読み終えた。
★最近2014年に伊東マンショ(1570?~1612)の肖像画がイタリアで見つかった。ティントレットの息子ドメニコ・ティントレット(1560~1635)が描いたそうだ。54 x 43cm。裏面にD.Mansio Nipote del Re di Figenga Amb(ascitor) e del Re Fra(nces)co Bvgnocingva a sva San(tit) aの銘がある。
●併せて使節団の従者であった日本人少年ドラードの眼を通して描いた、三浦哲郎氏の「少年讃歌」も読まれることをお勧めしたい。
11/ 18th, 2009 | Author: Ken |
遥かなる山の呼び声。
●
シェーンに会いたくてワイオミングのグランド・ティトンに行った。あの名作「シェーン」の舞台だ。西部劇といえばテキサスやアリゾナの荒野と砂塵を連想するのだが「シェーン」は違った。主役はワイオミングの圧倒的な自然だ。ジャック・シェーファーの原作では1889年となっている。フロンティアの終焉の頃だ。日本でいえば明治21年、日清戦争の少し前だ。アメリカは以外と最近まで西部劇の世界だったんだね。
ジャクソンの街も車とパソコンの時代になったが、街をでるとすぐに、あの圧倒的なグランド・ティトンが聳えている。
そこで…「シェーン!カムバック!」ジョーイの叫びを背景に、シェーンはワイオミングの山へと去っていった…。感動的なラストシーンだが、シェーンは死んだのだろうか?
「決闘でシェーンが撃たれた」「ジョーイの必死の叫びに反応しない」「消え行くシェーンの片手が力なく伸びている」「ラストシーンでシェーンの去る方向が墓場である」など、いまだに論議が続いている。原作ではベルトのバックルの上に濃い染みが広がったとある。それにしてもジャック・パランス演じるスターク・ウィルソンという拳銃使いは凄かったね。黒ずくめでブラックコーヒーしか飲まず、エリシャ・クック・ジュニア(小心で小狡い男を演じたら最高の脇役だね)を撃ち殺すシーンなんて…。
シェーンは何処にいったんだろうか? シャノンという博打打ちの噂も聞いたとあるが、シェーンはワイオミングの自然に消えたんだ。
「人は生まれたときから型が決まっているんだ。俺は変えようとしたが駄目だった。人を殺すともう後戻りはできないんだよ」。
シェーン! ガンファイター、消え行く種族、アメリカ版、長谷川伸の世界だね。
11/ 12th, 2009 | Author: Ken |
ハイボール、ハイボール。
神戸ゴルフ倶楽部、六甲山頂にある日本最古のゴルフ場である。1903年、イギリス人貿易書商A.H.グルーム氏によって作られた。倶楽部ハウスはあのW・M・ヴォーリス設計だ。宮本留吉翁や日本初のプロゴルファー福井覚治氏を輩出している。ヒッコリーのクラブにガタパチャボール、ツイードジャケットにニッカーボッカーがいまでも似合う倶楽部である。いわば日本のセント・アンドリュースと言える。その倶楽部ハウスに普段使われていないバーがあるんだ。
ゴルフ好きの「パパ・ヘミングウェイ」のマスターである福富氏が、ぜひここでシェーカーを振らして欲しい。その要望に応えて年2度ほどバー開店と相成った訳だ。…それは聞き捨てならぬ。友人の成田氏といそいそと出かけたね。
ケーブルカーを乗り継いで…空気が上手い。標高800mで飲るジントニック、二杯目はモヒートと行くか!グラスを持ってベランダに出る。太陽がまぶしい!そりゃ美味いのなんのって…。プレイを終えたメンバーが倶楽部ジャケットに着替え集まってくる。
家族的雰囲気で和気あいあい、今日のプレイに花を咲かせている…。三杯目はスコッチのハイボール。高所で飲むこれが本当のハイボールだ。チクショー!俺が放つショットはな、ビッグボールで球筋はハイボールなんだゾ。見せてやりたいね。イヤイヤ、それは俗に言う「テンプラ」、ミスショットのことだろ?
皆さんに招かれてフエアウェイを渡り「チェンバー」と呼ばれる別館に移動する。これも、素敵な懇談会だった。夕闇が迫る。下界へと降りる車から夜景が一段と輝いて見えた。さあ、仕上げに三宮でもう一杯どう?