2/ 23rd, 2010 | Author: Ken |
Twilight Zone
ほら、耳を澄ませてごらんなさい。聞こえてきませんかあの音が。…光と影のはざまにある世界、科学と未知の境、人間の持つ最も奥深い、恐怖と叡智の境に横たわる、想像の羽ばたく世界、それがトワイライトゾーン。かってこんなに面白い番組があったのだ(歳がバレますが)。ほんとうに不思議な気持ちになって眠れなかった。
「遠来の客人」荒涼とした土地で一人で住む女性。屋根裏に奇妙な音がした。UFOが墜落していた。そして小さな異性人が。女は斧でUFOとロボットのような異星人も壊す。UFOにはアメリカ空軍の文字が…。巨人の国だったのだ。オチに相当無理があるがなかなかの物だった。
「33号の漂流」ニューヨークへ向う33号機乱気流にあう。管制塔にも無線が通じなくなる。マンハッタン島が見えた。島や河は見えるのにニューヨークの街がない。そこには恐竜が見えた。時間の裂け目に迷い込んだのだ…。
「火星人はだれだ」湖に空飛ぶ円盤が落ちたと州警察に通報があり警官が現場にやってくる。足跡が残され、たどって行くと街道沿いのカフェに続いていた。マスターと客7人がいた。バスの運転手と乗客だ。運転手によると客は6人だったという。しかし店にいる乗客は7人。みんなは疑心暗鬼になる、誰かが宇宙人?バスは発車した。乗客のひとりがカフェに戻ってきた。男は3本の腕でコーヒーを飲む。火星から偵察に来たと…。マスターは帽子をとり三つ目を見せ、自分は金星からだ…。
まあ、こんな調子なんだが、特撮はチャチだが面白いの何のって。ロッド・サーリング、リチャード・マチスン、チャールス・ボーモントの原作が多いが、60年代の最高の書き手がシナリオ作りをしたのだから面白くないはずがない。
トワイライトゾーン、逢魔が時だ。後にスピルバーグが映画化したが原作は越えられなかった。やはりアイディアの新鮮さこそが生命なのだ。この全シリーズをDVD化してほしいね。おや?外を見るともう黄昏だ。ブログを置いて飲みにでも出るか。
トワイライトゾーンへね。